• 歯が抜けたまま放置している
• 前歯がロックしていて顎が固定されている
• 前の歯が強く当たっていて、奥歯でよく噛めない
• 噛み合わせが低すぎる、または高すぎる
• 左右どちらかの歯が当たらない

歯の噛み合わせは全身の健康に影響します。
歯の噛み合わせが良いと心身ともに健康で長寿につながります。
噛み合わせが悪いといろいろな症状が現れて病気になりやすくなります。脳の血流が悪くなり、脳梗塞や認知症にもつながります。

健康で長生きするためには歯の噛み合わせは非常に大切です。口の中だけでなく、全身を考えての歯科治療を行っている歯科医院はまだまだ少数ですが、全身を考えた歯科治療を受診されることをお勧め致します。

カルテ4:かみ合わせを治して、手放せなかった安定剤から卒業できた。-T.Tさん（女性 78歳）

- 診断と治療方針 -
前歯部を抜いて左右の臼歯部を高めにつくり直した。不眠や無気力をはじめとする体調の悪さが改善できた。
- 体験談 -
不眠になり、夜になると目がさえるため、安定剤を1日に2回も服用するようになってしまいました。夫を亡くした直後でしたので、悩み事や心配事が多かったことも関係していたと思います。また、高血圧や、無気力、音に敏感になるといった症状にも悩まされていました。尾澤歯科医院では、奥歯2本、前歯2本を治療し、下の奥歯にインプラントを入れるなどの治療を行いました。治療期間は4～5年ほどかかったと思います。治療を始めてすぐによい状態になるというよりは、少しずつ不調が改善していきました。まずは、ときどき眠れなくなることがあっても、安定剤は一切飲まずにやり過ごすことができるようになりました。すると、気分の落ち込みもなく、何事にもやる気を取り戻すことができました。
治療開始から16年経っていますが、健康状態は良好です。ときには不調も出ますが、加齢に伴うものなので、ある程度は仕方がないと思っています。かみ合わせの治療を行って、生きるために一番大事なことは口の中の状態であることがわかりました。特にかみ合わせに異常があると健康状態を悪くします。しっかり噛めることで、脳の働きも活発になり、ぼけ防止にもなります。根気よく通院・治療したおかげで、快適な人生を送れるようになりました。78歳を迎えた今も、読書、グラウンド・ゴルフ、水彩画、ピアノを楽しんでいます。漢字検定も2級まで取得し、充実した毎日を送っています。

カルテ5:総入れ歯の調整で長年の腰痛が2日で治って歩けるように。-K.Sさん（男性 82歳）

- 診断と治療方針 -
総入れ歯が入っていたが、上下とも合っていなかった。腰痛のために歩行が困難だった。検査によって、第四腰椎が出ていることがわかった。総入れ歯の調整を行ったところ腰痛が軽快した。
- 体験談 -
別の歯科医院でつくった総入れ歯で過ごしていたのですが、腰痛に悩まされるようになりました。整形外科に行って、痛み止めをもらったり、電気をかけてもらっていたりしたのですが、一時的に効くだけで、すぐにまた痛みが出てしまいます。やがて腰の痛みがひざまでまで広がり、歩けない状態になってしまいました。
自分でいろいろ勉強したり、調べたりすると、私の場合、第四腰椎が出っ張って、神経を圧迫しているために痛むことがわかりました。一般的には外科手術をして骨の出っ張り部分を切除するのですが、時間が経つと再発してしまうそうです。
一方、かみ合わせが腰痛と関係があることもだんだんわかってきました。ただ、整形外科の先生はかみ合わせのことは知らないし、総入れ歯をつくった歯科医院でも「かみ合わせには問題ありません」と言われて終わりです。近所でかみ合わせの治療ができる歯科医院を探しましたが、見つかりませんでした。
尾澤先生とは仕事の会合で知り合って以来、気の合う仲間として長くお付き合いしてきましたが、たまたま1年前、私が腰を悪くしていることを知った先生が「診てあげるから来なさい」と声をかけてくれました。
治療初日は、全身の健康状態を検査した後、かみ合わせを高くするように総入れ歯を調整してもらいました。その2日後に、調整がうまくいっているかどうかの確認に、もう一度歯科医院を訪れましたが、治療はそれで終了です。腰の痛みがなくなり、歩けるようになりました。
現在は、1か月に1～2回、かみ合わせのチェックと総入れ歯のメンテナンスに通っています。たった2回のかみ合わせ治療だけで腰痛がなくなってしまったので、私にはこの方法が合っていたのだと思います。
「腰が痛いときはかみ合わせ治療に行きなさい」と言われても、多くの人は半信半疑で受け止めるでしょう。でも、治療が効かないとか、ずっと痛みや不調に悩んでいるのであれば、一度歯のかみ合わせの問題を疑ってみるのも、一つの方法だと思います。

カルテ1:無気力、疲労感、不眠が「反対咬合」を治して解消した。-A.Tさん（男性 40歳）

- 診断と治療方針 -
「反対咬合」で、下顎が前へ出て、上の歯が中へ入っていった。全体的に体調が悪く、集中力がなくなり仕事ができず困っていたが、かみ合わせ治療によりすべて改善された。
- 体験談 -
頭痛、腰痛、不眠、寝起きの悪さ、集中力ややる気のなさ、疲労感などに悩まされ、とにかく常に体がだるい状態でした。私は典型的な反対咬合と診断されましたので、まずスプリントを着用してから、仮歯を上の歯につけ、かみ合わせを治しました。
スプリントをつけてから頭痛がほとんどなくなり、寝起きや不眠も改善しました。集中力が増して仕事の能率が上がり、何事にも前向きに、ポジティブになれました。姿勢もよくなり、腰痛も改善しました。
体調がかなりよくなり、かみ合わせの大切さを身をもって知りました。 特に私のような反対咬合の人には、見た目もよくなって笑顔に地震が持てますから、かみ合わせ治療をおすすめしたいです。

カルテ2:長年悩んでいたしゃがれ声がなおり、血圧も安定した。-J.Kさん（女性 75歳）

- 診断と治療方針 -
かみ合わせが全体的に低く、常にのどの筋肉と声帯が緊張している典型的なしゃがれ声ののどだった。
上下の前歯以外の16本を治療し、かみ合わせ全体を正しく再構築した。
治療開始から1年後には声がよく出るようになり、血圧も正常範囲内に安定した。
- 体験談 -
風邪などでのどを傷めたわけでもないのに、いつも声が枯れているのが悩みでした。
当時は合唱団にも入っていましたから、なんとか声が出るようにならないものかといろいろ手をつくしました。
近所の歯科医に紹介されて、大学病院に行き検査を受けて、やっとかみ合わせに問題があるという診断を受けました。
もちろんそこでスプリントを入れるなどの治療を受けたのですが、声の悩みは改善されませんでした。
尾澤先生の歯科医院を紹介されたのは、48歳のころ。
自由診療なのでお金もかかるし、と迷ったのですが悩みを解消したくて、治療を受けました。
上下の前歯8本以外のすべての歯、奥歯の上下左右ですから計16本を治療しました。
週2～3回通って、もとの歯を削って、仮の歯をつけて調整を何度か繰り返しました。
治療を開始して約1年、声が出ない、声が枯れているといった症状が改善してきました。
おかげで合唱も楽しく歌えるようになりました。
また、血圧が高く最高血圧が170～180mg/Hgあったのですが、落ち着いて正常範囲内になりました。
治療にはとても時間がかかりましたが、やってよかったと思っています。
私はもともと食いしばりのクセがあることもあって、耳の後ろあたりには痛みがでることがあります。
加えて、尾澤先生のおっしゃるように、口の中は変化を続けているので、今でも歯の検査と治療は定期的に続けています。

カルテ3:出産後から始まった歯のトラブル。かみ合わせ治療で慢性頭痛が消えた。-S.Kさん（女性 65歳）

- 診断と治療方針 -
右の歯がまったくない状態。
長年の頭痛に悩まされ、市販薬や処方薬も効かなかった。
右の第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯にインプラントを入れたところ、頭痛だけでなく、肩こり、背すじのこり、ひざの痛み、腰痛も軽快した。
- 体験談 -
出産後の26歳くらいから、歯周病などの歯のトラブルを抱えるようになりました。
そのため、別の歯科医院で4～5本歯を抜き、ブリッジにするなどの治療を受けたのですが、ブリッジに食べ物が詰まりやすく、結果的に歯の状態がより悪くなりました。また、このころからひどい頭痛に悩まされるようになりました。何の前触れもなく突然頭痛が始まり、4～5日続きます。
市販の頭痛薬はまったく効果がなく、横になって休んでも痛みが治まらず、とはいえ家事や育児は休めず、本当につらかったです。
薬は体によくないと知りながら、薬を服用してごまかしつつ20年以上、ずっと頭痛を抱えて生きてきたのですが、50歳のとき、たまたまテレビで尾澤先生が出演されているのを見ました。
番組の内容は忘れましたが、かみ合わせやインプラントについて紹介されていたと思います。
私はブリッジをやめてインプラントにしたいと思い、尾澤歯科医院を訪ねたところ、インプラントを入れることでかみ合わせや頭痛も治るというお話も伺って、ここは覚悟してすべて尾澤先生にお任せしようと決心し、治療を始めました。
治療は、インプラントを7本入れ、かみ合わせ治療として歯を削ったり、左奥に矯正器具をつけたりしました。
インプラントの治療は、約1年で終了しました。
治療を始めて1～2年経ったころ、気づいたら毎月2回は必ずあった頭痛が嘘のようになくなっていました。
また、肩などの痛みも気にならなくなっていました。治療後、すでに15年経ちますが、おかげさまで元気で生活しています。インプラントはまったくトラブルもなく、快適です。
インプラントを入れてもすぐにダメになってしまう人も多いと聞くので、尾澤先生は本当に腕のいい歯医者さんなのだと感謝しています。
インプラントだけではなく、かみ合わせの治療も行ったことで、頭痛から解放されたのだと思います。
女性は特に、閉経すると女性ホルモンの恩恵を失って、体が変化します。
ですからみなさんにも、ご自身の健康長寿のために体によいことを実践されることをおすすめします。
早ければきっと間に合いますから。